お知らせ
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東京支部最後の総会
6月8日、東京支部の最後の総会が東京のアルカディア市ヶ谷で開催され、学校の佐々木校長先生、本会からは会長、西原副会長、守屋常任理事と事務局の田中で伺ってまいりました。高女33回生から高校38回生まで105名が集まり、懐かしい伊那や母校に思いを寄せながら旧交を温めました。
東京支部は昭和6年6月、日本女子大学家政会館において出席者56名により発会し(先の大戦のため、昭和15年から23年までは中断)、支部会費納入の制度化、会報の発行、総会の開催などの活動を続けてきています。かつては200名近い会員が集っていた総会では、著名な方を招いての講演会や演奏会も行われていました。
時とともに、以前より故郷が近くなり、懐かしさや旧友との関係についても意識が変わり、会員との連絡を取ることも難しい時代となって、会費納入額の減少による財政難、総会出席者の減少、役員後継者の問題など課題が山積する中で、何度も協議を重ねた結果、東京支部としての役目を終える結論に達したということです。
長い歴史を持つ東京支部が、時代の変化とともにその役目を終える決断をされたことに、大きな意義を感じます。昭和6年の発会以来、戦争による中断を経て活動を再開し、多くの会員の皆さんとともに、会報の発行や総会の開催を続けてこられたことは、同窓会の精神をしっかりと受け継いできた証だと思います。総会では著名な方を招いての講演会や演奏会が行われ、多くの会員が集い、故郷や旧友とのつながりを大切にしてきたとのことですが、時代の流れによって、その形も変わってきたのですね。財政難や会員数の減少、役員の後継者問題など、複数の課題が積み重なる中、何度も協議を重ねて導き出された結論であることが伝わります。東京支部としての活動は終えるものの、長年にわたり築かれた同窓生の絆が、別の形で残っていくことを願っています。








